平成17年度感想文

小学校低学年の部


*県教育委員会賞
「これからもつづけるよ」
行橋市立延永小学校二年/おきなが かんたろう

夏休みになる前、先生が、おやこのやくそくと書いた紙をくれました。先生は、
「みんなは、家ぞくの一いんだよ。おうちの人としっかり話し合って何かつづけよう。」
と言いました。ぼくは、今までもお母さんに言われたお手つだいはしてはいたのですが、一つきめてつづけようと、思いました。
「おふろそうじをする」これが、ぼくがきめたやくそくです。お母さんと話し合ってきめました。お母さんは、ぼくにおふろそうじのし方をていねいにおしえてくれました。ふだんは赤ちゃんのおせわでたいへんなお母さんが、ぼくだけに話をしてくれて、ちょっとうれしかったです。やくそくは、まもれた日もあれば、まもれなかった日もあります。でもぼくは、先生やお母さんといっしょにがんばった気がしてとてもうれしかったです。まだまだこれからも、つづけていきたいです。




*西日本新聞社賞
「おかあさんとあいさつ」
小郡市立のぞみが丘小学校二年/はせ川 たいき

「リリリリリリン。」
ぼくの目ざまし時けいがなりました。かいだんをいそいで下りました。おかあさんとぼくは、いっせいに、
「おはよう。」
「おっはよう。」
と声がかさなり合うように言いました。いつもは、ぼくの方が早くあいさつできるのに今日は、どうてんでした。ぼくと、おかあさんのあいさつがかさなり合ってふしぎだなあと思いました。ぼくもおかあさんも、
「フフフフフフ。」
とわらいました。ぼくは、さっきまで、ねむかったのにあいさつをしたら目がぱっちりになりました。朝から元気のいいあいさつをすると本当に、気もちがいいです。




*県PTA会長賞
「かていきょういくせんげん」
大川市立宮前小学校二年/たての みほ

わたしは、かていきょうくせんげんをすると聞いて、何をがんばるかまよいました。よく考えて、おかあさんのやくにたつようなことをしたいと思いました。まずおかあさんが毎日しているおふろそうじにきめました。たまにお手つだいでおふろそうじをしたことはあるけど、毎日づつくかどうかしんぱいでした。やりはじめてみると、はじめはわすれておかあさんにいわれてすることもあったけど、どんどんやっていくと時間を見てじぶんでできるようになりました。
トイレそうじは、
「毎日はたいへんよ。」
と、おかあさんからいわれてやめようと思ったけど、じぶんできめたことはがんばろうとけっしんしました。
どうすればつづけることができるか考えて、よるトイレに入ったついでにそうじをすることにしたらつづけることができました。
朝は、めざましどけいをセットして、じぶんでおきようとねる前にきめているけれど、めざましをとめてまたねるのがちょっとつづきました。夏
休みがおわり二学きがはじまったら、ぜんぶが丸になるように前よりももっとがんばりたいと思いました。前までは、めざましのベルがなると目をつぶってスイッチをけしていたけど、それからはしっかり目をあけて、スイッチをけして、ふとんからさっとおきるようにしたらじぶんの力でおきれるようになりました。
かていきょういくせんげんをして、おかあさんのお手つだいにもなったし、いろいろじぶんでできるようになったのでよかったです。


*優良賞
「げんかんのそうじがんばったよ」
行橋市立延永小学校二年/あべ しおり

わたしは、夏休みにげんかんそうじをしました。お母さんにほめられたことが、心にのこっています。
ある日のこと、げんかんのおそうじをしていると、お母さんが、
「きれいになったね。ありがとう。」
と、うれしそうな顔で言ってくれました。わたしは、お母さんの顔を見てとてもうれしくなりました。そしてもっともっとそうじをしたくなりました。 わたしは、弟をさそっていっしょにしまし
た。そしたら、もっときれいになりました。そしてとても気持ちよくなりました。わたしは、お手つだいをするって、気もちがいいなぁと思いました。
 お手つだいをするといいことがあると気づきました。それは、お母さんからほめられるということ。 そして、お母さんから頭をなでてくれること。そして一番うれしいことは、お母さんがえ顔になるということです。
お母さんのえ顔は大すきです。
 わたしは、ほとんどまい日、お手つだいをしました。
まい日まい日、たいへんだったけど、お母さんのえ顔と、ほめられることばが聞けて、とてもうれしかったです。冬休みは、せんたくをたたむお手つだいをしようと思っています。


*優良賞
「おうちでの自分の仕事」
春日市立天神山小学校三年/国丸 絵美

 この一週間、スクラムカードでせんたく物をたたむ手つだいをしました。
 せんたく物は、いつもお母さんがたたんでいま
した。
わたしは、
「たいへんそうだな。」
と思いました。だから、せんたく物を手つだいました。せんたく物を、とりこんだり、たたんだりしました。お母さんがこんなにたいへんな仕事を毎日していることが分かりました。そして、いつもわたしがせんたく物を、とりこんで、たたみ終わるとお母さんが、
「ありがとう。絵美ちゃん助かるわ。」
といつも言ってくれるので、とてもうれしいです。だから、いつも、
「また、やろう。」
という気がでます。また、今度、いろいろな手つだいをがんばります。

 

小学校高学年の部

*県教育委員会賞
「成 長」
行橋市立延永小学校六年/上迫 麻弥

 夏休み、私は家庭教育宣言のめあてを、毎日風呂洗いとしました。今までもやっていたけど、土日は母親まかせでした。
 家庭教育宣言を始めても、最初の方の土日は、やはり、母親まかせでした。
 今まで、家庭教育宣言とゆうものが無かったため、やらなくてもいい、大丈夫、という気持ちがありました。でも、家庭教育宣言で目標を立てると、それに向かってがんばらなくちゃ、いい結果を残したいとゆう気持ちでいっぱいになり、やる気がわいてきました。
 家庭教育宣言が無かった前は、習い事などがある曜日は、習い事でつかれた、そうゆう理由でお手伝いからにげていました。でも、家庭教育宣言を初めたら、バツ印が付くのはイヤ、と思うようになり、休まずするようになりました。
 あとから家庭教育宣言を見てみると、初めの方がバツがいっぱいありました。それを見ると、成
長してるんだな、と思えました。
 家庭教育宣言を初める前は、親に、
「風呂そうじした?ちゃんとしてね。」
 と言われてから、やっていました。でも、夏休み、それ以降、言われる前にできるようになりました。
 私は、風呂そうじをして、大変だなと思っていました。でも母は、仕事が終わってから、私達のためにご飯を作ってくれています。それに比べて私の仕事はとても楽です。でも、私が風呂洗いをするだけで母は、
「ありがとう。助るう。」
と言ってくれます。また、母にありがとうと言ってもらいたい、そうゆう気持ちもある中、家庭教育宣言を進めてきました。
 今、ふり返ってみると、本当に成長したと思います。これからも、夏休みの努力をむだにしないでいきたいです。そして、親の喜ぶ顔をもっと見れたらいいなと思いました。


*県PTA会長賞
「家庭教育宣言を終えて」
小郡市立のぞみが丘小学校五年/加地 あすか

 私は、朝起きてとても眠い時、両親から「おはよう」と言われると、大きな声で元気良く「おはよう」と言います。その時私は、「よし今日も一日がんばるぞ。」と言う気持ちなって、やる気がモリモリわいてきます。だから、あいさつは、する人もされた人もとても気持ち良くなれる「まほうの言葉」だと思います。
 私の好きな言葉の中に、「ありがとう」があります。母は、家庭教育宣言の中で、“ありがとうをたくさんみつけよう”という目標を立ててました。「ありがとう」とは、とてもやさしい言葉だけれど、目を見て言うのは、てれくさくて、はずかしい言葉だと思っていました。朝一番に新聞を取って来た時も、日曜日、私がお料理をした時も、おふろそうじをした時も、お庭そうじをした時も、「お手伝いありがとう。とっても助かったよ。」と言ってくれました。
 鳥や犬や動物は、言葉を話すことはできません。あいさつや、相手へ自分の気持ちを伝えて話すことは、神様が人間だけに与えてくださったプレゼ
ントだと思います。
 家庭教育宣言で、ついあいさつをわすれてしまったり、大きな声で言えなかったりして、評価が低くなった時もありましたが、父や母と一日をふり返ってあいさつの様子を話す時間は、とても楽しかったです。家の中も明るくなりました。
 家庭教育宣言を終えて、あいさつが大きな声で言えるようになりました。


*県PTA会長賞
「家庭教育宣言に取り組んでみて」
行橋市立延永小学校六年/田中 緋那子

 私の宣言は母親と決めた、『素直でいること』です。
 夏休みが始まり、家庭教育宣言に心がけました。どういう風に心がけたというと、母親から『お手伝い』や『勉強』について言われる前に自分で気づき行動しました。
 私は前まで時々母親に
「勉強しなさい。」
 などの指摘をされると、
「今、しようと思ったのに・・・。」
 などの反抗をし、母親にいやな思いをさせる素直じゃない子になっていました。
 しかし、夏休みを通して全てじゃないけど素直
になれました。
 素直になってから気がついたことですが、母親に反抗した時、母親が私のために言ってくれていることに後で気がつき、素直になっていればよかったのに素直にならなかったため、すごく後悔しあまり気持ちがスッキリしませんでした。
 でも、素直な行動をすると母親は、うれしそうに私のことを褒めてくれました。私も、素直になれて嬉しいうえに母親に褒められ、嬉しさ倍増。
すごく気持ちがよかったです。
 これからは、家庭教育宣言の期間だけでなく普段の生活の中で、母親に言われずに自分で積極的に取り組み、いつでも、どこでも、誰に対しても、素直な思いやりのある子になりたいです。
 こんな事が思えたのも、『家庭教育宣言』のおかげです。


*優良賞
「新家庭教育宣言をして」
行橋市立延永小学校六年/中村  鈴

 私は家庭教育宣言の紙をもらった時に、
「何これ。」
と思いました。家庭教育宣言の説明を聞いた後、どんな約束にするかなやみました。なやんだすえ、「お手伝いは一日に二回はする。」という約束に
しました。その理由は日ごろ私はあまりお手伝いをしていなかったからです。この約束にしたらお父さんやお母さんは喜んでくれるのかなと思いました。
 家庭教育宣言をやり始めたころは、まだお手伝い2回をまともにやっていなくて×ばかりついていました。けれど、このままでは何も変わらないのに気づき、妹と一緒に毎日おふろそうじをすることにしました。おふろそうじの仕方をお父さんやお母さんに習って、だんだん私と妹、二人でおふろそうじができるようになってきました。おふろそうじが終わると、
「ありがとう。よくがんばったね。」
とお父さんやお母さんが笑顔でほめてくれて私もうれしくなりました。これをきっかけに自分から進んでする手伝いが多くなり、最初は×ばかりだったのにだんだん○が増えていきました。
 家庭教育宣言をしてよかったと思います。
人の役に立つというのを改めて体験させてもらって自分も家族の一員であることを再かくにんできてよかったと思います。これからも家族の一員であることを忘れずにすごしていきたいです。
これも家庭教育宣言のおかげだと思うと感謝せずにはいられません。


*優良賞
「二つの約束をして」
行橋市立延永小学校六年/小田 紘子

 私は、“新”家庭教育宣言で、二つの約束を家族としました。一つは、「あいさつ・返事をきちんとする」ことと、「自分のものは自分で管理する」というものでした。
 なぜ、この約束を決めたかというと、いつも家で朝のあいさつや返事が悪いと言われていたからです。それと、自分のものをちゃんと片づけないことがあり、探しものをすることが多かったからです。
 最初は、なんとなく、勢いで約束してしまったけど、本当にできるかどうか不安でした。あいさつに関しては、約束する前は、
「なんでそう、家族なんに、大きな声であいさつしなくても、わかるやん。いちいちうるさいなぁ」
と、思っていました。
 でも、約束した以上、がんばってやろうと思っていました。そして一日ずつ冷蔵庫に貼った宣言表に○がつくのが、なんとなくうれしかったです。そして、気がつかない間に、大きな声で返事をしたりするようになったみたいで、
「今日は、とってもよく返事したねぇ。」
と言われたりして、うれしかったです。
 片づけに関しては、夏休みだったので、時間があったし、部屋の模様替えを自分でしました。好きな小物を置いたり、カーペットを敷いたりして、自分だけの空間を作りました。そしたら、なんとなくいつもの定位置にないのが気になって、いつのまにか片づけるようになっていました。
 私は、家族と二つの約束をして、約束を守ることができて、よかったと思います。
 これからも、あいさつをきちんとしたり、おきっぱなしなどしないよう、自分のものをきちんと管理していきたいと思います。


*優良賞
「家庭教育宣言の感想」
行橋市立延永小学校六年/小原 義明

 ぼくは、家庭教育宣言をやって、良かったと思います。
 夏休みに、毎日、お手伝いをやっていたら、夏休みが終わったころには、自主的に母にも何もいわれず、できるようになりました。
 ぼくは、夏休み中、手伝いをやってるうちに、家族の一員という自覚が深まった感じがしました。夏休みに手伝いをやったから、家族とのコミュニケーションが深まった気がしました。
 ぼくは、夏休みが終わったころに、2つのこと
を思いました。
 まず1つ目は、毎日続けることができたのは、母のおかげだと思います。夏休みの始めのころは、めんどくさいと思ってなにもやろうとしなくなまけそうになったぼくに母は、
「毎日やればきっといい事がある。」と言いました。その言葉で、ぼくは、毎日ちょっとの手伝いだけどできるようになりました。
 2つ目は、自分の気持ちの問題だと思いました。夏休みの、終わりのころ、母が始めに言ってくれたことを考えました。いいこととは、やりとげたうれしさだと、ぼくは思いました。
 3つ目は、今後の生活だと思います。夏休みにした手伝いをやっていきたいと思いました。
これをきっかけにして、家族の約束事やきまりを守っていければいいなと思いました。


中学生の部

*県PTA会長賞
「新・家庭教育宣言をやってみて」
甘木市立秋月中学校一年松岡 真奈美

 私は、この家庭教育宣言は初めてで、自分で決めた目標を果たすことが出来るのかはもちろん、どんな目標を掲げるかさえ何も分からず、最初はとても不安でした。だけど、日常生活を見直して
いく中で、自分が生活のリズムが乱れがちになっていることに気づきました。
 そこで、この家庭教育宣言をきっかけに、その乱れがちな生活を改善していこうと思い、「早寝、早起きをする」という目標を掲げることにしました。
一〜二週間目は、やはり土曜日や日曜日だから、早寝寝早起きができませんでした。しかし、三週目ぐらいになると、ほぼ毎日早寝早起きをすることができ、少しずつ目標に近づいているなと実感し始めました。そして、四、五、六週目ともなると完全に早寝早起きの習慣が身につき、休みの日でも規則正しい生活をすることが出来るようになりました。
 この家庭教育宣言をやってみて、ちょっとした目標を掲げるだけでもすごくじぶんのためになるのだなと思いました。
 そして、自分が決めた目標を果たす事だけでも難しいのに、学級の目標を果たすことなどもっと難しいし、ついつい忘れがちになるので、そんな目標など果たすことが出来るのだろうかと私は思っていました。だけど、家庭教育宣言をやっていく中で、一日一日の努力やその目標に対する意識などを学級の一人ひとりが持っていれば、どんな高い目標を掲げていても果たすことが出来た
り、もし果たすことが出来なくても、少しでもその目標に近づけるのではないかと思いました。
 家庭教育宣言をやってみて、目標に対する考えなどを見直すとてもいいきっかけになったので本当によかったです。



保護者の部

*福岡県教育委員会賞
「家庭環境を整える取組を通して」
春日市立天神山小学校PTA野見山 啓子

 最近、私たちを取り巻く社会環境の著しい変化に一番影響されているのは子どもたちだと感じています。その結果、非行に走る子が増え、それも残虐化しているのが現状です。その要因として、経済的豊かさの裏にある孤独感、無気力、無関心
などが挙げられます。子どもと関わる時間が少なくなっているのが社会的傾向でしょう。
 そのような中、今回の家庭教育宣言としての取組は、家庭・学校・地域でできることは何かを提案し、その実現に向け学校からスクラムカードを各家庭に配布して目標を持たせることは大きな意義があると強く感じます。それぞれの家庭の中で基本的生活習慣を見直し、親が子と共に取り組んで改善していくことは大切です。常日頃、もっときちんと子育てをしなければと思いつつも、忙しく日々をすごしている家庭の中で、スクラムカードをつけることにより、改善すべきことや指導内容を再確認したのではないでしょうか。我が家でも、親子で決めたことに子どもは進んでするようになりました。他の保護者の方々からも、前回できなかったことを次回は親子でがんばろうとか、子育てや家庭生活を見直し考えてみるきっかけになったという声を聞きました。
 私自身も食育は大切なことだと感じ、きちんとした食事としつけをし、家族団らんの中で、子どもとの会話に努めています。
 元気に体を動かし、規則正しい生活を子どもにさせるためにも、今回の親子と共に目標を掲げての取組が大いに役立ったように感じています。今後は、その生活をいかに習慣づけていくかが課題
と思われます。身近な親同士でも話し合う機会を持つよう努力していきたいと考えています。


*西日本新聞社賞
「新・家庭教育宣言を行って」
大川市立宮前小学校PTA/志岐 博子

 七月四日、七時十分前、
“どうかな”
七時三分前
「おはようー。」 起きてきた!
“ほっ、よかった。”
新・家庭教育宣言実施の初日です。
一番目の目標「朝○時までに自分でおきる。」我が家は七時。何とかクリアー。「○」
二番目の目標「朝食を食べる」「○」これは今でも毎朝必ず食べています。
三番目の目標(自分で決める)「読書二十分」これは、学校から帰ってきてから。私も一緒に読書した方がいいだろうか・・・。いろいろ心配しながら始まった新・家庭教育宣言実施の初日の朝でした。
 宣言を始めてしばらくたつと、特に三番目の目標はこちらから声をかけないとしない日も出てきてしまいました。土日の朝も起きてこられなくなったり、特に夏休み中にいとこの家に泊まりに
行ったときには、いとこと夜遅くまで語り合い、朝は寝過ごしたこともありました。それはそれで貴重な思い出になっていると思います。
 この宣言を行ってみて、自分で目標を立て、それを意識してがんばることは、難しさとともに、とても大切なことだと改めて実感しました。それを評価していただけるのは、子どもたちにとってとても励みになることだと思います。
 家庭教育の大きな目標は、自立心を持たせ、社会の中に飛び出していける力、勇気を持たせることではないかと思っています。自分で起きて学校・仕事へ行く、自分の健康を考えて食事を取る。目標を持ってそれを達成するためにがんばる。「新・家庭教育宣言」はこれらを実行して行くよい機会だったと思います。
 子どもは四月から中学生となり、新たな生活が始まります。今回の経験を生かし、新しい目標を作り、それを実践し、一歩一歩成長していってくれることを願っております。


*県PTA会長賞
「取組の先にみえるもの」
春日市立春日原小学校PTA/久冨 典子

 今回、3期に亘り、自発的な挨拶と、各家庭独自の目標を立てて、この「新家庭教育宣言」に取り組んでみた。挨拶なんて、PTA一丸となって取り組むようなことではないとの声も聞こえてきた。その声の奥には、「しっかり家庭でできているから、ことさら言われなくても大丈夫」というものと、「そんなことまで言われなくても、どうでもいいでしょう?」という声の二つの響きがあったり、いずれにしても、要らぬお世話という感じを持たれている気配を感じた。家庭にPTAが働きかけしても、うまくいかないのではないかという懸念の中、取組はスタートした。
 しかし、やってみて実感したことは、子どもたちは、やって気持ちいいことはやる、そして、みんながやっていることには燃えてくるという単純な事実だった。親の思惑がどうであれ、ある一人の子の「こんにちは」に、笑って「こんにちは」と応えると、あとは矢継ぎ早の「こんにちは」。
 確かに、躾というものは保護者に委ねられている部分が多いが、私たちは「何もPTAがそこまで・・・」という意識に縛られすぎ、一人前の大人として、子どもに礼儀や心遣いなどを教えてあげるという当然のことをないがしろにしてきたのではないだろうか。もろもろの声に対しても、「いいことだからやりましょう」という自信を持った単純な回答を、堂々と返していいのではないだろうか。 
 何も、親はすべて立派な人間というわけではない。子どもたちが、そして親である私たちが、私たちの近所の人、みんな気持ちよく過ごせるための働きかけがこの家庭教育宣言の取組であり、そのためには、いいことはいいという確信のもと、単純明解な目的で取り組むことが、本当に成果ある取組への道を拓くものだと思われる。


*県PTA会長賞
「あいさつを再確認してみて」
小郡市立のぞみが丘小学校PTA/福山 真由美

 我が家には小学校四年の息子がおります。今回“新”家庭教育宣言の取組が「あいさつ」に決定したとき、正直小さいころからのしつけで子どもはできていることではないかなと感じておりました。
 しかし、息子と目標について何にするか話し合った時「自分の中であいさつが出来ていないところはどこかな」と聞くと、「外で会う近所の人達へのあいさつの声が小さいかも」という返事が返ってきました。「あいさつ」という当たり前のことを見つめ直してみた時、親子それぞれが客観的に、まだまだ出来ていない部分を再確認することが出来ました。二週間このことを目標としてやってみて、最初はなかなか恥ずかしさやいつものくせもあり大きな声が出なかったようですが、「今日は、横断歩道で会ったおじいさんに大きな声であいさつしたら、ニコニコと笑っていて、ほめられたよ」とうれしそうに話をしてくれました。会釈と小さな声でしか出来ていなかった「あいさつ」が少しの勇気と気持ちの持ち用で、自分も相手も気持ちのよいものになれるのだという事を実感できたようです。そして、三回目の目標の時は運動会の練習期間と重なったため、「たくさんの先生方にあいさつをする」という目標を掲げてくれました。
 今回、学校全体がひとつの取組をもつことで、子どもたちも友達同士意識し合い、「あいさつ」の中でのそれぞれ各自の目標に向かって向上していけたのではないだろうかと感じられました。「あいさつ」という何気ない事が、家庭の中で本当に出来ているのか。顔を見て、目を見て出来ているのか。親子間、夫婦間ではどうなのだろうか・・・。子育て真っ最中の私たち世代にとって「あいさつ」を再確認することでとても大切な事に気づかせてもらえたと思います。


*優良賞
「新・家庭教育宣言」
大川市立宮前小学校PTA/毛利  浩

 取組に入るに当たっては、子どもたちの目標をひとつ決めて、提案なされていた目標とあわせて三つの課題を毎日実行していきました。
 我が家では、課題が書いてあるプリントを一番目立つ冷蔵庫に貼って、朝の一日の始まりにチェックさせるようにしました。課題の中のひとつは、朝「何時までに起きる」ということでした。それはやはり、前夜に夜更かしをしないで自分から寝る癖を習慣づけました。実行していくうちに子どもたちは、自然と自分から起きるようになったと思います。あとは、「朝ごはんを食べていますか」ということでした。それは、毎日のことだから子どもたちも当たり前の様に思っているかもしれません。しかし、食事というものは、作ってくれている人や食材を育てている人へ感謝する事も忘れてはいけないと思います。我が家では、夜は一緒に食事を作ったり、後片付けをさせたり、食器ならべをさせたりしてみました。そうしていくうちに子どもたちは、食べ物に興味を持ち、自分で自分の健康を守り、健全な食生活を送る能力を育てていくのではないかと思いました。自分が決めた目標の中に「あいさつをする」というのを決めました。毎日家族の間でも交じわしているものなのですが、いざ外へ出て近所の方々や友達へのあいさつには勇気がいるみたいで、「はずかしかった」「小さい声しか出なかった」という日もありました。しかし、何事でもそうでしょうが、子どもはその一歩を乗り越えたときは、ものすごい力を出すものです。最後に、なぜ今、このような取組を・・・と思うなら、家庭の中での親子のコミュニケーション不足や、時間に追われる子どもたちが少しでも家庭の中で役割を持たせるという様な、私たち親が子どもだった昔、当たり前に思っていたことがそうでなくなりつつある世の中を見つめるよい機会ではないかなと思いました。


*優良賞
「新・家庭教育宣言に取り組んで」
大川市立宮前小学校PTA/吉武 直哉

 今回、この事業に取り組んで分かったことは、目標を持たせることによって、子どもたちの意識や取り組み方がぜんぜん違うということでした。学校でも睡眠や食事等の生活習慣の大切さを家庭と連携して取り組んでいますが、親が家庭で注意しても、そのときだけで長続きしません。しかし、学校で決まったこと、先生が言ったことは特別らしく、常に三つの決め事を気にかけていました。
 また、長い実施期間中は、体調の問題もあり、朝起きれなかったときなど泣きそうなくらい悔しがっていました。幸いに、高い目標を掲げていなかったおかげで、ほぼ達成でき、子どもたちも大きな自信になったのではないかと思います。まだ、目に見えて子どもたちが変わったということは感じませんが、早起きや朝食をとる習慣は、確実についたと思います。
 先日、学校での話し合いに中で、今後も独自にこの事業を続けていこうという話が出ましたが、是非長く続けてほしいものです。そのためにも、あまり親や子どもたちに負担にならないような配慮が必要になると思います。
 私としては、次の機会には、いくつかの決め事のうち、一つくらい前回より少し高い目標を持たせて見ようかと思っています。それを達成できたとき、また一つ、子どもたちの自信・成長に繋がるのではと期待しています。
 これからも、学校での様々な事業に協力又は参加できたらと思っています。


*優良賞
「新家庭教育宣言に取り組んで」
行橋市立延永小学校PTA/日隈 芳彦

 六月に行われた三浦先生の講演会では、「保護者とはなにか?」「子どもは一人では生きていけない。だから、親が保護しなければいけない。子育てとは、子どもを一人前の人間に育てることである。」と教えていただきました。子どもに対する姿勢なども、豊津の寺子屋制度などの実践活動を交えながら話していただきました。今までも、自分なりに子育てについては考えてはいましたが、非常に分かりやすく教えていただき、子育ての方針が明確となり、本当に感謝しています。
 夏休みには、新家庭教育宣言の一環として、親子の約束運動に取り組みました。最初に、娘と何を約束するか話をしました。勉強に関することにしようか、お手伝いにしようか、親子三人でいろいろと話すことが出来ました。いろいろと話していくうちに、何度かお手伝いを頼んだお風呂掃除をがんばるということになりました。最初は、何日頑張れるか心配していましたが、チェック表に記入することもあったのでしょうか、最初の一週間は毎日頑張っていました。自分でも嬉しかったのか、「毎日やっているってすごいよね」と食事のときなどに夢中で話していました。途中で、旅行により出来なかったときは、なんだか悔しそうな顔をしていたのが印象的でした。結局、四十日すべては出来ませんでしたが、旅行や外出など出来ない理由がない日は、サボルことなく続けることが出来ました。半分も出来ないのではないかと思っていたのですが、自分たちが思う以上に娘が成長していることを実感できました。
 さらに意外だったのが、私たちが言ったわけでもないのに、夏休みが終わってからも続けていることです。毎日毎日続けるうちに、自分の仕事だと思うようになったのだと思います。今回の運動を通じて、いつもは、ついダラダラ過ごしてしまう夏休みが、約束があるだけでずいぶん規則正しくなりました。なによりも、子どもといろいろな話が出来たことがよかったと思います。出来れば、来年以降もつづけていきたいと考えています。


*優良賞
「新・家庭教育宣言に取り組んで」
春日市立春日原小学校PTA/森 麻利子

 我が家では、この“新”家庭教育宣言の指定を受ける半年くらい前から、これなら出来るだろうと思われた「くつならべ」をまず身につけさせようとしていました。ところが、悲しくなるくらい毎日言い続けても身につかず、口をすっぱくして言っても姉・弟のくつがきれいに並ぶことはありませんでした。
 そんなところへ、この新・家庭教育宣言のお話があり、「原っ子育てトライ」と名づけての取組が始まりました。
 全校共通目標「自分から進んであいさつをする。」の他に、親子で話し合って一つの目標を決めました。私の希望をよそに、第一期・二期とも子どもの強い希望で「早寝早起き」となりました。これも大切なことだと思い、頑張って取り組みましたが、私の生活の余裕のなさもあってか、なかなか実行できないまま終わってしまいました。
 しかし、第三期になって、子どもたち(姉・弟)は、目標を「くつをならべる」としました。すると、ご褒美シール欲しさからか、以外に靴が並び始めました。オーバーな表現ですが、私にとってはとても感動的なものでした。玄関の靴が並んでいるなんて・・・なんて気持ちがいいのでしょう。久々に子どもたちをほめる機会が出来ました。子どもたちも、トライカード(記録用紙)に毎日◎をつけ、裏面の修了証に大きなシールを張ってもらって、しかも珍しく私からほめられて大満足でした。
 我が家だけ、私一人だけでは出来なかったことが、みんなで取り組むことでできるようになったと感謝しています。
 みんなで取り組むことは大きな力だなとつくづく感じた取組でした。これからもみんなで取り組むことで、私自身が家庭教育について常に意識し、小さくてもよい習慣を積み重ねていけたらなと思っております。


*優良賞
「我が家の家庭教育宣言」
小郡市立のぞみが丘小学校PTA/加地 まひる

 「おはようございます。」眠い目をこすりながら朝の挨拶を娘に投げかけると、娘も「おはよう・・ござい・・ます」と途切れがちに返してくる。我が家の「家庭教育宣言」は、まず「朝の挨拶を元気よく!」を目標に決めました。
 夫は職業柄、毎日の出勤時間が不規則であり、朝が余り得意でない私にとって、朝の挨拶を元気よくすることは、実は容易なことではありませんでした。睡魔との闘い、もう少し布団の中でゆっくりしたいという気持ちが私の心の中にあるため、娘も同じ気持ちなのかなあと同情してしまいます。
 しかし、「家庭教育宣言」で決めたこと、と大きな声で半ば乱暴に「おはようございます」と言うと、娘は叫ぶように「おはようございまーす」と、やけっぱちな挨拶を返してきました。朝からお互いにいやな気分での一日のスタートです。
 そんな状況が続く中、ある日、目覚めもよく、気持ちのよい朝を迎えることが出来ました。いつものように朝食の準備をしていると、娘の姿が見えました。「おはようございます」笑顔で振り返り挨拶すると、いつもの様子とは違い「おはようございます」としっかりした明るい声の挨拶と、とびっきりのかわいい挨拶が返ってきました。
 そのとき、はっと気づいたのです。娘の挨拶は私の心の鏡なのだと。それから、家族と話し合い、「我が家の家庭教育宣言」は、目を見て「おはようございますと元気よく言おう!」に変わりました。
 挨拶は“気持ちよく元気にする!”誰もがわかりきっていることです。でも、毎日一緒に生活する家族だからこそ、おざなりになりがちなのも事実です。私が眠たい気持ちだと、娘も眠い気持ち、私が不機嫌なら娘も不機嫌。そして、私が前向きな明るい気持ちなら、娘もやはり明るい気持ちに。起きてすぐむかう「心のうつし鏡」があさの挨拶であることに気づくことが出来ました。
 詩人・金子みすずが「こだまでしょうか」という詩を書いています。
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで さみしくなって
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか。いいえ、だれでも。
 
挨拶をはじめ言葉のやり取りは、思いやりの受け渡し。そして、挨拶こそが家族に限らず、大切に想う相手への「気持ちのうつし鏡」であることに、今回の小学校での取り組み「家庭教育宣言」で私自身も学ぶことが出来ました。


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